italkiで英語でインタビューしてみた

italkiで、英語のインタビューをしてみました。
※日本語でブログに記載することの許可をいただいています

動機:仕事の都合でインタビューをして、それを記事にする練習がしたかった
インタビュー対象:italkiで英語を教えているコミュニティー・チューターの先生
目的:italkiで英語を教える体験や授業について聞き、自分を含む英語の学習者にとって有益な情報を共有すること

先生:Anthony先生
時間:1時間

先生のプロフィール:
イギリス、ロンドン出身。スウェーデン、メキシコ、ニュージーランド、中国、台湾、日本など様々なところに滞在、旅行した経験がある。
母語の英語のほか、スウェーデン語をitalkiで教える。スペイン語が流暢に話せる。日本人の彼女がいたことがあり、日本語学習経験もある。日本の夏は湿気が多くて嫌いだが東京に行くのは好き。

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-italkiを知ったきっかけを教えてください。いつから利用していますか。

italkiを知ったのは2015年の12月末くらいです。オンラインで英語を教えようと思っていて、元々他のサイトを利用しようと思っていましたが、italkiが大手のサービスだったので結局italkiを使いはじめました。オンラインレッスンは生徒も先生も場所を選ばなくてよいので便利で良いですね。

-italkiで効果的に学習するために大切なことは何でしょうか。

構成(structure)ですね。自分が何をするのか、レッスンの前に分かっておくというのが大切です。

-それは先生が提案するんですか?生徒が決めるんですか?

私の生徒の場合は99%私が提案します。でも、本当は生徒が考えたほうがいいと思いますよ。

-構成を決めるときに、生徒に聞いていることは何ですか。

まずはレベルを聞きます。自分のレベルがどれくらい(と思っているか)かです。
そして何を伸ばしたいのか、ライティングか、発音か、とかですね。一番弱いところを聞きます。
あとは学びたい理由が、仕事か、旅行か、楽しみのためか、などを聞きます。

私はスウェーデン語も教えていますが、スウェーデン語の場合はたいてい初心者なので、伝統的な教え方になります。最初はアルファベットの読み方ですね。英語と比べて4つ母音の発音が多いので発音とアルファベットを学ぶ必要があるので、英語とはだいぶ教え方が異なります。英語はだいたいもうすでに少し話せますからね。

-日本人の生徒を教えたことはありますか。

たくさんあります。

-日本人の生徒に特有のこと、共通点などはありますか。

生徒自身の共通点は特にないですね。人によります。日本語は発音に必要な音が他の言語より少ないですから、英語の発音は日本人の生徒にとっては難しいと思います。

-発音に関して、どうやってトレーニングしたら良いでしょうか。

発音は年齢が上がると結構難しいですが、リスニング力を鍛えることが大切です。発音がはっきりしたpodcastがおすすめです。イギリス英語ならBBCが良いと思います。大切なのは、色々な英語ではなくて、イギリス英語ならイギリス英語、アメリカ英語ならアメリカ英語に集中してリスニング力を鍛えたほうが良いと思います。イギリス英語の中にも色々種類があるのに、混ぜたら複雑になってしまいますからね。

-先生は英語のほか、スウェーデン語、スペイン語、日本語など色々勉強されていますが、学習した言語のメンテナンスはどうしていますか。

実はあまりうまくメンテナンスできていないです。英語は母語なので問題なくて、スウェーデン語もネイティブではないですが特にメンテナンスが必要ではないです。
スペイン語はかなり忘れてしまっていますが、毎日メッセージを送ったりなにか書くようにしています。日本語はそれほど話せませんが、あるレベルからは良くもならないし悪くもならない状態です。

例えばスウェーデン語でなにか調べようと思ったときに、wikipediaに1段落くらいしかなくて、英語はずらっと情報が並んでたりするので、中々他の言語を使うと思っても難しいことはありますね。

-学習した言葉のメンテナンスは難しいですよね。特に英語以外の言語は使う機会が限られやすいので、自分で色々工夫をする必要がありますね。今日はありがとうございました。

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以上です。
学習者として、自分の言語のレベル、どこが足りないのかをしっかり理解しておくこと、そしてレッスンで何をやりたいのかを決めることで、よりitalkiでの学習時間が有効に使えそうですね。

インタビューをするにあたっての準備は、以下のとおりです。
1)話したいテーマと先生を決めて、インタビューのアポ(レッスンの予約)をする。
→こんな感じで何をしたいか説明してOKをもらいました。
I would like to practice interviewing people for my work. I'm not a professional writer or editor, but I need to get used to writing. Therefore, if you don't mind, I want to interview you about your experience on italki and write an article and post it on my blog in Japanese.(It's not very active though: http://m-lang.blog.jp/)Practicing interviewing is for my work, but asking about italki and posting it on my blog is just for fun. It is not for commercial use. The interview may take about 30 min, and after that, I would be very grateful if you could give me some feedback about my English. thank you

2)テーマに対して質問をいくつか考える
-how did you get to know italki
-What is important effeictively on italki?
-have you ever taught Students from Japan?など、10個くらい考えました
話をしていく中で特に盛り上がったり気になったところを掘り下げればいいと思いますが、ネタがないと時間が余る可能性があるので多めに作っておくほうが良いと思います。

インタビューをしてみるのはこんな人におすすめ
・フリートークだと、だらだら話すだけで終わって内容が薄い気がする
・興味のあるテーマについて聞いてみたい
・分かったふりをしてしまう
・黙る→先生がなんとか場をつないでくれる→…という微妙なクラスを抜け出したい

以上です。

英語が微妙でも、もだもだしても、黙り込んでも、italkiの先生たちは普通なら優しくて我慢強いので、話を聞いてくれます。また、リスニングはまあまあできるけどしゃべるのが苦手という場合、質問を決めておくこと、テーマを予め決めておくことで少し話しやすくなるかもしれません。関連語句や回答に出てきそうな単語・フレーズを調べておくのもよいかもしれません。

また、自分がどんどん喋りたい!という方は、先生にインタビューをお願いしてみるのもありだと思います。

いつもの授業をちょっと抜け出したい方、より有効に使いたい方、テーマや、目的を考えて、事前準備をしてitalkiのレッスンに臨んでみてはいかがでしょうか。