ドイツ語検定準1級、1級筆記試験を受けました

大学からずっと勉強していたドイツ語ですが、なんだかゴールもないままダラダラしている状態でしたので、思い切ってドイツ語検定を受けました。
まだ筆記だけです。

合否が出ておりませんが、正回答が発表されたのでザックリ自己採点をしました。
圧倒的に基礎体力不足でした!

恥ずかしいぐらい、前半の問題をはずしまくっています。
自分の回答を一部メモしてなかったのと、点数配分が分からないので合否の判断は難しいですが、準1は受かってる可能性有、1級は間違いなく落ちていると思われます。

語学の基礎体力不足というのは、「単語」「熟語」「文法」という意味で使いました。
設問の前半は、文章の言い換えや、当てはまる単語、語尾変化など、「きちんと」勉強していれば解ける部分ですが、ここが圧倒的にだめでした。

私のドイツ語は、大学でコミュニケーション重視で勉強してきたものなので、受験勉強のような単語のテストなどがまったくありませんでした。大学なんだから、自分で勉強すればよかったんです。当たり前のことです。
ただ学生のときはそこにいたりませんでしたし、ニュースなどは文脈があるとある程度理解できますので、わざわざ自分で単語をがんばろう!などと思い至りませんでした。
文脈に理解を頼りすぎており、正確な単語の意味などをきちんと勉強 していませんでした。
反省点です。

一応、「会話と作文に役立つドイツ語定型表現365」なる本を買ってぱらぱら見ていましたが、一生懸命暗記するところまでやりませんでした。準備不足です。

今回受けてみて、自分の弱点と勉強方法について考えました。

単語力不足:圧倒的にインプットが足りなすぎると感じる。ネットの記事など興味のある分野について読む。
上記定型表現を何度も読む。
日本語訳も覚えていたほうがよいと思いました。英語では、1つの単語に1つの日本語を覚えても意味がない。英語の文脈の中で使い方を覚えるべき、などという学習方法がもてはやされていますが、それはある程度のレベルに到達した後です。1つの単語に対して1つの意味も分からないのではスタート地点にも立っていないと感じました。また最初から概念をターゲット言語で理解するのは難しいので、せっかく大人として概念を知っているのだから、微妙な差異は後から調整すればいいのではないかと思いました。
言語の学習はとにかく暗記がスタートだと感じます。

正確な文法、単語の使い方の理解不足:作文をする。Lang-8というサイトが個人的におすすめです。添削をしてもらえるので助かりますし、ドイツ語なら利用者が多いのか、添削を受けられず放置ということがありません。

中学や高校で英語を勉強したとき、1つの文法項目を何度も練習したり、単語や熟語を丸暗記したことは、決して無駄ではなかったと感じます。またかなり多読しましたので、それによって、覚えたことを実際の使われ方を見て自分のものにできたと思います。
独学で、または大人になってから大学などで、コミュニケーションをとれるように勉強するのは難しいことではありませんが、丁寧に、時間をかけて、正確に身に着けるのは、根気がいるし方法もきちんと考えていかなければいけないなと思いました。

逆に、得意な点は以下の2点です。
長文読解:ほとんど単語など分からない状態でよくできたなーというくらい長文は合ってました。だいたい新聞やネットの記事を改変したものですから、ちょっと分からない言葉や言い回しがあっても、大人ならなんとなく内容を推測することは可能です。分からないところでとまらないで最後まで読んでみればぼんやり意味が分かります。その状態でもう一度最初から読み直すと、意味を推測できるところが増えます。
ただし単語が分からないと、選択肢が理解できないことがあります。

リスニング:リスニングは、話者のイントネーションや雰囲気で意味が推測できるのと、内容が読解より平易になります。そもそも人は話すときにはたいした数の単語を使っていないというのはよく話題になるので、単語力のない私にとっては救いの手のようでした。
ただし、数字が入るととたんにガタガタになりますので、やはりニュースなどで大きな単位の数字にも慣れておく必要があると感じました。

12月末までに試験結果が出ますので、またご報告いたします。 受かっていたら、次は面接です。