日本語を教え始めて1ヶ月過ぎました


 3月に初めてitalkiで日本語を教えて、1ヶ月少し経ちました。
これまで教えたのはちょうど10回です。
まだそんなものか、という気持ちと、もうそんなに経ったのかという気持ちの両方があります。
日本語を教えていて思ったことをメモ。

私が元々日本語教師(いまは教師だと名乗れるほどのことをしてませんが)という仕事に興味を持ったのは、自分が留学中に受けたドイツ語の授業が楽しかったからです。
外国語でプレゼンをしたり、ディスカッションしたり、そんな授業を自分の母語で行いたいと思いました。
なので、今は1 on 1ですが、いつかはクラスで教えるということをやってみたいです。

いま私と一緒に定期的に日本語を勉強してくれている生徒さんは、1人です。前に、初心者の教え方が分からなくてすごく失敗したと思った生徒さんです。続けて取ってくれるのが本当にありがたく、毎回真剣に準備しています。慣れなくてうまくいかないときもありますが、自分のベストは尽くせるようにがんばりたいです。
あとは、ときどき気が向いたときに受けてくれます。単純に日本語を話してみたい人や、旅行のために勉強している人がいます。

いまは英語がlingua francaとして確固たる地位を築いており、世界の人と友達になりたい、仕事をしたいと思ったときに、英語だけで事足りるシーンは数多くあると思います。
ただ、英語が母語のように自由に使えて、快適に運用できる人全員ではないし、英語ではない言語を学ぶことの意義が失われることはないと感じます。
 私に日本語を学びたくてメッセージをくれる人はそんなに多くないですが、結構な割合でドイツ人です。
きっと英語もある程度できると思うのですがいつもやり取りはドイツ語です。
私がドイツ語を話すことで、1人でも多くのドイツ語を話す人の、日本語を学ぶハードルが低くなったらすごく嬉しいと思います。

いまはネットで本当に多くの学習用の参考サイトを見ることができるし、なんでもあります。でもその多くが英語を話す人を対象にしている現状を見ると、英語以外の言語で日本語を学ぶコンテンツを増やしていけたらいいなと思います。