流暢さと感じのよさ

かなりお久しぶりです。
この一週間は毎日日本語のレッスンがあって、そこで思ったこと。

当たり前ですが、
ある程度言いたいことが言えるレベルになってくると、その人の人と成りが話しやすさにすごく影響するなあ、と思いました。
日本人でも話しやすい人と話しにくい人、話し方によって印象が変わります。

中級者以上になって、フリーで会話できるようになってくると、日本語の理解できるレベルなどが同じくらいの人でも、
・いつも笑顔
・しっかり話しを聞く
・ゆっくりと順序立てて話す
・さまざまな話題について話せる
などという特徴があると、落ち着いていて教養のある大人の人だなと思います。
単純に私の人の好み?

逆に、
・とても早口
・語尾が荒くぶっきらぼうな印象
・声が高い
などという特徴があると、なんとなく子供っぽい印象です。

その人の母国語で話しているわけではないので、実際の性格などは分かりませんが、
できる限り自分の年齢に見合った話し方ができるといいと思います。

自分でも、英語などの外国語を話しているときは、
言いたいことがきちんと説明できなくてとても馬鹿になったような気持ちになります。
もちろん元々自分が頭が良いという意味ではなくて、日本語を話しているときと比較して、自分の中でどう感じるかという話です。
言葉が出てこないばかりに、知識や教養や性格に関しても誤解されてしまったり、大人として扱ってもらえなかったりするのが悲しいことです。
英語はずっと勉強してきているけれど、社会人として恥ずかしくない話し方をしているのかは分からないし、見本にしたいような話し方をしている人の英語をたくさん聞いて、真似をするしかないのかなと思います。

外国語をペラペラ話せることと、人として感じが良いことは違います。
ですが、少なくとも母国語で他人に抱いてもらえるプラスの印象は、外国語でも出せるようになりたいものです。

また、日本語学習者の人柄を、使う日本語やそのレベルで判断しないようにしたいです。
成人の学習者の場合は、無意識にでも子どもと話すように接していないかつねに自分を評価する必要があると感じます。
語彙や文法、スピードのコントロールは必要ですが、相手が馬鹿にされていると感じないように、感じの良い先生を目指したいと思います。